今回から、「ゆるしのメッセージ 子育て編」と題して、もっと楽に子育てする方法をさまざまな種類の「ゆるし」を通じて書いていきます。
私は心理カウンセラーをやっていますので、私の元には多くのクライアントさんがいらっしゃいます。その中には現在子育て中の方もたくさんいらっしゃいます。子育て中の方々の多くは、頭の中で、
「このままじゃダメだ」
「まだまだ」
「何で私は他のお母さんみたいに出来ないんだろう」
「なんでちゃんと言うことを聞かせられないんだろう」
などと、“自分を責めて”います。もちろんこれは相手を責めるという意味とは少し違います。心の声で、自分を責めているのです。
自分を責めると、あせり、イライラ、自己嫌悪、憂うつ感、不安感、嫌悪感、自信喪失、罪悪感、といった感情を生み出してしまいます。そして、その結果、よけいにうまくいかなくなってしまうのです。
逆に、自分をゆるすと、心地よい感情を生み出していきます。心地よい感情は良い結果を生み出すことが多いものです。
もっと楽に、子育てを楽しむために、自分をゆるすことをやってみませんか?次回以降、事例を交えながら、ゆるしのメッセージを紹介していきます。
最後に、このコラムの目的をハッキリさせておきたいと思います。
このコラムは、「?しなければならない」「子育ては?あるべきだ」という考え方を述べて、子育てを苦しくしていくものではありません。コラムを読んで、「なんかちょっと楽になった」「子育てが楽しくなっていった」という気持ちになっていただきたくて書きます。皆さんも、自分をゆるし、もっと楽に子育てに取り組みませんか?
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幼稚園や小中学校での講演活動や個人カウンセリングで活躍中の心理カウンセラー、倉成 央がおくるコラム式カウンセリング。 講演現場での出来事やカウンセリングなどの実体験を織り交ぜながら、様々な心理的アドバイスを紹介していきます。
<倉成 央 (くらなり ひろし)>
1963年生まれ。福岡県出身。大学卒業後、経営コンサルタント・企業経営の経験を経て、心理カウンセリングを行なう。認定心理士、産業カウンセラー、日本TA協会会員。個人カウンセリングのほか、福岡や東京で随時開催している集団カウンセリング(ワークショップ)も行なう。「今までに解決しなかった問題が一度でなおった」「別人のように明るく、前向きになったといわれる」など、カウンセリング技術の高さには定評がある。学校施設、企業などにおいて講演活動も活発に行なっている。
不登校・いじめ・母親のストレスなどの子育て問題、恋愛・夫婦関係などの問題、起業におけるモチベーションアップなど、様々な分野で活躍をしています。
倉成 央 著 「ゆるしのメッセージ」