世の母親のセリフ、ベスト3は「がんばりなさい」「勉強しなさい」「一生懸命やりなさい」でしょうか。
私達大人はよく使う言葉ですが、考えてみますと曖昧で漠然としていると思いませんか?
「勉強しなさい」という言葉を百回言うよりも、隣に座る三十分のほうがどれほど重みがあることでしょう。ただしこの三十分、有効に使おうと決心されたなら「、、、ながら」はやめましょう。「ママはお皿を洗ってくるからやっておきなさいね。」とか「洗濯物を干しているから出来たら呼びなさい。」では子どもの学力は伸びません。一字一句、鉛筆のもち方まで隣で見てこそ気がつくものがあるのです
私もそうでしたが子どもが小さい間はいつも体が疲れていて、だらしないとはわかっていてもちょっとソファーでゴロリなんていう経験は、誰にでもありますね。これは子どもが見ていないときにいたしましょう。子どももゴロゴロとしまりのない動作になってしまいます。これが入学試験には大敵なのです。
「勉強しなさい。」という言葉の前に毎日コツコツと勉強する習慣をつけましょう。楽しそうなテレビの音が聞こえていては、気が散ってしまうのも当然です。
今日は○○ちゃんのところとお夕食、明日は△△ちゃんの別荘へ、では落ち着きのある子どもに育つはずがありません。
親しい友人のお嬢さんが二人とも、常にトップの成績という人がいます。どうしたらそんな風に育つのかと根掘り葉掘り聞いてみたことがありました。毎日ひたすら勉強をさせるのだろうと思っていましたが、彼女の話を聞いて目からうろこでした。
家族で囲む食卓の話題が数学であり、地理であるそうです。食後に解く方程式はパズルの延長であり、「天声人語」は毎日の会話のテーマなのだそうです。
こうして育った子供達は自然と勉強に興味を持ち常にクラスで一番。環境作りの大切さをしみじみと感じました。
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長年都内で主催する幼児教室や、夏と冬に行う盛山キャンプを通して、子供達を我が子のように暖かく、厳しく鍛える盛山路子が、ホットな受験情報をお届けいたします。単なる受験テクニックだけでない親身なアドバイスは、受験を目指すお母様方必見です。
<盛山 路子 (もりやま みちこ)>
十年前から個人塾AJSを主宰。一男三女の母親としてお母さん的存在で幼稚園及び小学校受験、小学生と中学生の学力アップ等の教育にあたる。指導はかなり厳しいが必ず成果をあげる主義。冬、春、夏の学校の休みに団体生活を通して 子供達が協調性、忍耐、努力などを養うことを目的として実施する「ジュニアキャンプ」の理念に共鳴して指導を手伝っている。三十周年をむかえたこのキャンプは、冬休みと春休みはスキーを また夏休みには山や海で野外活動をしながら生活面の指導を行う。 趣味は幅広くフランス語科教員免許、華道草月流師範、華道池坊師範、きもの着付け講師、スキー検定一級等をもち、現在ワインエキスパート試験にむけて勉強中。