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うちの子大丈夫?子どもの歯科治療・歯並びについて

スーパースマイル国際矯正歯科

小さな前歯が顔を出したその日から、子どもの口腔ケアがスタートします。虫歯ゼロを目指し、日夜、仕上げ磨きに精進するパパママも多いことでしょう!そして虫歯のない健康な歯はもちろんのこと、芸能人ならずとも大切な「歯並び」について、少々に気になり始めた方もいるかもしれません。今や日本でも、欧米並みにきれいな歯並びが重要視されるようになってきました。

そこで今回は、矯正歯科の専門医でもあり、「スーパースマイル国際矯正歯科」を開院されている賀久浩生先生に、子どもの歯について、最新の虫歯治療と幼児期から考える矯正のお話を伺ってきました!(2007年7月31日 取材・青木 綾)

スーパースマイル国際矯正歯科ロゴ

スーパースマイル国際矯正歯科(http://www.drskaku.com/)
広尾オフィス 代々木上原オフィス
〒150-0012 渋谷区広尾5-9-23 〒151-0065 渋谷区大山町46-17
TEL:03-5449-3308 TEL:03-5452-0118
診療日:水曜、木曜、隔週日曜 診療日:火曜、金曜、土曜
診療時間:10:30~19:00 診療時間:10:30~19:00

子どもの健康な歯のために



―― 「幼稚園ねっと」に訪れる、主に2~6歳の幼児を持つ親にとって、子どもの「歯」について関心が高いのですが、まずは虫歯予防について、歯科医の立場から家庭でのケアの方法を教えてください。


賀久先生

  ごく一般的な話になってしまいますが、歯が生えてきたら必ず歯磨きすることがまずは一番大切ですね。朝晩、特に夜就寝前の歯磨きが重要です。幼稚園期というと、何でも一人でやりたがったりするかもしれませんが、子ども任せにせず大人が仕上げ磨きをしてあげましょう。そしてどこの歯医者さんでも売っていると思いますが、就寝前の歯磨きとフロスの後、ホームケアタイプのジェル状のフッ素を塗れば、家庭でできる虫歯予防としては万全と言えるのではないでしょうか。


歯医者さんと友達になろう!

賀久先生

そして歯磨き同様に大事なのが、歯の検診。どんなに気をつけても虫歯になってしまう場合がありますが、その時に初めて歯科医院を訪れたお子さんの中には、「歯医者さんはこわい所、痛い所」と思いこんでしまい、歯医者嫌いになってしまうこともあります。反対に虫歯がなくても、2歳頃から検診で歯科医院に通っていた子は、歯科医院でこわい経験も痛い思いもしていませんから、ごくスムーズに治療を始めることができるのです。

私たちのオフィスでも、子ども達が歯科治療をこわがらず、楽しんで通ってもらえるような工夫を様々に凝らしていますが、何より、小さな頃から歯科医院に通い、「こわい」という先入観を与えないことが大切だと思います。歯科医院に慣れるだけでなく、定期的な検診で、万が一虫歯になっていても早期発見、治療することができますので、小さい頃からの検診をお勧めします。
歯磨き上手のごほうびに一枚もらえるコイン。
7枚集めてルーレットに挑戦できます。
お目当てのおもちゃをゲットできるかな?
待合室にあるゲーム機。
待つ時間も楽しみになりそう!

あの痛み・あの音・あのにおいのない最新歯科治療



―― 先ほどから気になっていたのですが、先生のオフィスからは、歯医者さん独特の、歯を削る機械の音が、全くしませんね。


賀久先生

実は私たちは、「歯を削ること」を極力少なくするというスタイルで治療を行っています。医科の分野でも、悪い部分を即、手術で切り取るという考えから、薬剤などの内科的な治療への比重も重くなってきました。同様に歯科でも、「歯を削る」以外の方法が模索されつつあり、新しい治療ではありますが、当院でも「HealOzone」という器具を用いて、虫歯の治療を行っています。

  従来の虫歯治療は、虫歯になった部分を大きく削りますが、特に子どもの治療に関しては、削る事自体が相当の苦痛となります。痛みを抑えるために麻酔を打つのも一苦労で、麻酔を打っただけで治療ができない、ということもありました。また、目でみて健康な歯である部位まで削っても、顕微鏡下では菌が残っていることもあり、上から被せた後に虫歯が悪化した、という話を聞いたこともある方もいらっしゃるかと思います。

  当院で採用しているオゾンを用いた治療は、オゾンの力で歯の表面から2ミリまでのバクテリアを殺し、あとは自身の力での再石灰化を促すというもので、恐怖心を募らせるあの機械音もしませんし、独特の薬剤のにおいも痛みもありません。削る量も従来よりかなり少量で済むので、多くの場合は麻酔が必要ありません。定期的に通院してチェックを受けていれば、悪化する前に治療することも可能であり、苦痛のないこの治療は子ども達には理想的な治療法と言えます。また、ひどい虫歯でない限りは一度の通院で治療することも可能です。

―― まさに理想的な治療ですね!(驚)。是非その治療を受けたい、という人も多いかと思いますが・・・。

賀久先生

そうですね。理想的だとは思いますが、現実問題として導入されている歯科医院が日本では大変少ない、という問題点があります。また、保険適用にはならないので、実費負担していただかなくてはなりません。

―― 保険適用外というと、相当の費用がかかるのでしょうね・・・。

賀久先生

当院は初診料などいただいていないので、虫歯治療の場合は一本の歯にオゾン治療を施して3500円、という料金体系になります。保険適用外なのでかかる費用が桁違いじゃないか?と思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありませんよ。
※HealOzone治療のできる医院はこちらのサイトで調べられます。
http://www.kavo-japan.jp/

美しい歯並びのために-幼児期に気をつけること

―― 幼稚園期というと、ちょうど乳歯が1、2本抜けて永久歯に生え替わる時期ですが、その永久歯の生え方によっては、早々と「矯正」について考え始めたパパママもいるようです。この時期、将来の美しい歯並びのために気をつけることはありますか?


賀久先生

6歳までの幼児で、矯正をする必要がある事例は大変限られています。その一つが、乳歯がひどい虫歯になり、抜いてしまったケース。早くに乳歯を抜いてしまうと、その隙間を他の乳歯や、生え替わりの永久歯が埋め、虫歯で抜いてしまった歯の替わりに生える永久歯のスペースがなくなってしまいます。ですので、歯並びを悪くしない為に予防的な意味で、抜いてなくなってしまった歯の隙間を維持するために「スペースメインテイナー」という器具を使います。この処置は、何らかの理由で乳歯が抜けたり、抜いたりしてしまった時に施します。

歯並び1 歯並び2
歯を抜いたためにできた隙間を維持するために、スペースメインテイナーを装着。

次に、かみ合わせが左右非対称、または下の歯が上の歯よりも前に出て生えている(いわゆる「うけくち」)など、歯の生え方が左右、または前後で反対になっている「反対咬合」と呼ばれる症例でも、早急に矯正しなければならない場合があります。このような歯並びでは、あごをずらさないときちんと咬めないため、顔が非対称になってしまったり、かみ合わせが悪いので、本来の歯がだんだんと削れてしまったりと、深刻な弊害がでてきますので、お子さんのかみ合わせをチェックし、そのような「ずれ」を見つけたら、早めに歯科医に相談するようにしてください。

反対咬合1 反対咬合2
反対咬合。かみあわせが悪く、
本来の歯が削れてしまっています。
「うけくち」も要注意。上の歯が、
下の歯の前にかみ合っている状態です。

矯正を考えはじめる時期


―― それ以外の事例で、歯科医に矯正が必要かどうかの判断を仰ぐのは、いつ頃が良いのでしょうか?


賀久先生

 多くのケースでは、お子さんの年齢でいうと、だいたい10歳前後が良いですね。10歳前後というと、最後の乳歯がまだ残っているはずです。全ての永久歯が生えそろってから、と指示される先生もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの最後の乳歯というのが、歯を抜かないで矯正するためにはとても役に立つのです。

皆さん、乳歯は永久歯よりも小さいと思っていらっしゃると思いますが、実はこの最後の乳歯だけは、永久歯よりも少し大きいのです。個人差はありますが、この乳歯が抜けて永久歯が生える時、一本あたり約2.7ミリの隙間ができると言われています。放っておくと、この隙間は歯並び矯正に関係なく埋まってしまいますので、その前にきれいな歯並びを作る余地として、その隙間を利用したいのです。ですから、10歳前後の最後の乳歯が残っている状態で、相談に来ていただくのがベストですね。


矯正にまつわる不安あれこれ


―― 歯の矯正は費用も時間もかかるというイメージあり、戦々恐々としている方も多いと思うのですが・・・。


賀久先生

期間については程度にもよりますが、トータルで約1~2年間かかると思っていただいた方がいいでしょう。歯の移動に要する時間は短いですが、その後に固定させるための時間がかかります。

 費用に関してはその程度にもよるので、当院ではご相談を受けた時にお話ししています。私は研修医、マスターコースと、アメリカで歯科医療を学び、帰国後開院したので、費用の面でもそのスタイルを採用していて、矯正にかかる全ての費用を最初に算出する方法をとっています。長い期間の治療を要し、トータルではうん百万かかった、というような話も時々聞きますが、そのような不安は一切なく、治療していただけます。  治療期間や費用などは、歯科医院によっても大きく異なりますので、よく調べて、お子さんのために最良の選択をしていただきたいですね。


歯医者からパパママへ

―― 最後に、幼稚園ねっとに集まる幼児をもつパパママへ、メッセージをお願いします。


賀久先生

歯科医としてお願いしたいことは、乳歯の虫歯はその後の歯並びも影響しますので、毎日、特に毎晩の歯磨きはぜひ親子で取り組む習慣をつけましょう。実は私にもちょうど幼稚園年長の息子がいるのですが、どんなに眠くても、また寝てしまっても起こして(笑)、就寝前の歯磨きは毎日続けています。これからどんどん永久歯に抜け替わる大事な時期、親子のコミュニケーションとして歯磨きしながら、歯の大切さも一緒に伝えてほしいですね。
歯磨き指導の様子
明るく楽しく!
歯磨き指導。虫歯予防の基本はやっぱり歯磨き!
万国共通!
お口のケアも楽しく明るく!

矯正歯科医院

歯科医院らしからぬ白いおしゃれな建物のドアを開くと、最初にすれ違ったのは、青い目に美しいブロンドの外国の女性。受付には英語が飛び交い、まさに国際的です!そして待合室の壁には、賀久先生一家とスタッフの皆さんとのアットホームな写真がたくさん飾られ、まるで外国のホームパーティに招待されたよう。束の間のセレブ気分に酔いしれることもできました。

  歯科医として一流でありながら、とてもきさくでわかりやすく、時間をかけて説明してくださる賀久先生。こんな素晴らしい先生と渋谷区の一等地にあるオフィスの組み合わせ・・・。セレブ限定の敷居の高さを感じていたものの、こっそり教えていただいた一般的な矯正にかかる費用は、至って庶民的で驚いてしまいました!賀久先生、そして掲載用の写真を準備してくださったかわいい制服の似合う受付の方々、お忙しいところ本当にありがとうございました。

賀久浩生先生

賀久浩生先生プロフィール

【出身校】東京歯科大学歯学部
【研修医プログラム】カリフォルニア大学サンフランシスコ校歯学部
【米国矯正歯科専門医免許】ボストン大学歯学部
【マスターコース修了証】ボストン大学歯学部
小児歯科専門医 賀久麻織医師とともに、最良の矯正歯科、予防歯科、及び小児歯科治療を達成すべく、渋谷区広尾と代々木上原に「スーパースマイル国際矯正歯科」を開院。歯科医院特有の、あの音、あのにおい、あの雰囲気・・・。とかく嫌われがちな、歯医者さんの「あの」がない、明るくキレイでオープンなオフィスには、お揃いのボーダーの制服を着たスタッフが、フレンドリーな笑顔で出迎えてくれます。

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